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反抗期は子どもなら誰にでも訪れる成長過程で、幼児期と思春期の2回訪れると言われています。
幼児期の反抗期は大体2歳ころに訪れ「イヤイヤ期」とも呼ばれていて、正しい呼び方は第一反抗期といいます。
思春期の反抗期は中学生くらいの子供に訪れ「第二反抗期」と呼ばれています。
我が家の子供は今第二反抗期の真っ最中。
自分でも理由はわからないようですが、いつも何かにイライラしています。
幼児期の反抗期は何が原因でイヤイヤしているの?
幼児期に訪れる「イヤイヤ期」は、子どもに自我が芽生えてくることがきっかけになって起こります。
この時期が来るのは、大体2歳前後。
それまでのかわいらしい態度が一変し、なんでもイヤイヤ!あれもイヤ!これもイヤ!ぜーんぶイヤ!となってしまう時期がこの頃です。
アメリカでは「魔の2歳児」ともいわれるほど厄介な年頃なのです。
この時期の子どもは、なんでも自分で挑戦したい!という気持ちでいっぱい。
自分の気持ちを主張して、自分でやってみたいということをアピールします。
これはわがままではなく、一つ大人になるといことの証。
赤ちゃんだったころとは違う、大人への第一歩を踏み出したことになります。
・イヤイヤ期を乗り切る方法
イヤイヤ期の子どもと上手に付き合うには、一度子どもの主張を受け入れて納得させてあげることが大切です。
そうはいっても、すべて子どものイヤイヤを受け入れることはできません。
ママも感情的にならず、うまく促して子どもの考えも受け入れてあげましょう。
ここで大切なのは、「これだけはだめ」ということをちゃんと教えること。
危ないことやママの手助けが必要なことは、イヤイヤ言ってもさせない、手伝うようにしましょう。
子どものイヤイヤをすぐに「ダメ!」と否定してしまうのは逆効果になるため、いったん受け止めてから子どもに納得させることが大切になってきます。
思春期の子供たちが抱える心のイライラ
思春期の子供たちには第二反抗期が訪れます。
中学校に入る頃になるとこの時期が訪れ、毎日何かにイライラしている状態になります。
反抗期といってもすべてに反抗するのではなく、自分の意見と違うものにはとことん反抗をし、自分が正しいと思うものは受け入れることもあります。
部屋に閉じこもって出てこなくなったり、話しかけても無視をする、返事をしないのは日常茶飯事。
反抗期のイライラをぶつける相手は圧倒的に母親が多く、この頃の子どもたちに反抗期が訪れるのは、この先大人になっていくうえでとても大切なことなのです。
自分の意見をしっかり持ち、考え、そのことを周りに伝える・・・そうやって大人へと成長していくのです。
でも、その過程で現れるやり場のないイライラや心の状態が反抗という形で現れ、親を無視したり乱暴な態度をとってしまうようになります。
反抗期の子どもとうまく付き合うには
この時期の子どもと上手に付き合うには「態度を変えない」ということが大切になります。
子供にイライラをぶつけられたからといって、親もイライラして言い返していると悪循環になります。
子どもが無視をしているのなら無理に話を聞かせるのではなく、独り言を話しているつもりで言えばいいのです。
子どもと一緒にイライラしていると、親子の関係がうまくいかなくなってしまうこともあります。
第二反抗期は大人としての自立への過程
第二反抗期の子どもに「お母さんのどこが気にいらないの?」と聞いても、「わからないけどなんかウザい、腹立つ、うるさい」というような答えが返ってくると思います。
子どももなぜ自分がイライラしているのかわからないのです。
だからこそ親はしつこく聞いたりせず、見守ってあげることが大切です。
ただ、ダメなものはダメということを毅然とした態度で伝え、それ以外のことはできるだけ子どもに考えさせるようにし、子どもが本当に困ったときに助けてあげられるように見守っているようにしましょう。
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まとめ
1.2歳前後に訪れるイヤイヤ期は「第一反抗期」
2.イヤイヤ期は自我が芽生えた証拠
3.イヤイヤ期には「ダメ」という言葉を使いすぎない
4.思春期に訪れるのは「第二反抗期」
5.第二反抗期は子どもが自立するための通り道
6.第二反抗期の子どもは自分でもイライラする理由がわからない
7.第二反抗期に入ったら親は見守るようにする
子どもの反抗期は親も頭を悩ませるものだと思います。
でも、反抗期は大人になるために必要な過程で、これを乗り越えてみんな大人へと成長していきます。
子どもの態度や言葉に腹が立つこともあると思いますが、広い心で受け止めてあげるようにしましょう。
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